失敗研究家こと子持ちサラリーマンyoutuberのヤコです。
今回は皆さまから非常に要望の多かった、youtube投稿初期から爆伸びさせる方法をnoteにまとめてみました。
2020.4.8追記 価格以上とのレビューや評価を多数頂き感謝です!
あくまでこれは僕のケースではありますが、本来ch開設初期の頃から再生を爆伸びさせる事は非常に難易度が高いので、それを誰にでも出来る戦略としてお伝えするレアな情報かと思います。
こちらの内容をしっかり実践して頂ければ、皆さんのyoutubeでの躍進のお役に立てるかと思います。
5.1追記 CH開設1ヶ月でチャンネル登録1,300人、1ヶ月半足らずで2,020人達成しました!
私は現在youtubeで4チャンネル所有しております。
・しくじりチャンネル
・数字を伸ばす為のチャンネル
・実験用チャンネル
・過去の趣味チャンネル
その中の数字を伸ばす為のチャンネルの実績が今回のnoteの元となるものです。
ちなみに投稿1本目から爆伸びし続けるこのチャンネルは、
・特殊なスキルなし
・専門性なし
・顔出しなし
・ネットで拾ってこれる情報のみ
以上の内容となっている為、私にしかできないことではなく、誰にでも配信できるコンテンツ内容、という事です。
それゆえに今回のノウハウは再現性が高いと考えます。
youtubeで動画投稿されている方であれば誰もがわかる事かと思いますが、チャンネル開設初期は本当にツラい。
・再生数は常に一桁
・SNSで宣伝しても良くて二桁再生
・100回再生が遠すぎる
・登録者が全く増えない
・いいねやコメント全然もらえない
何時間もかけて作った渾身の動画も見られない。これは本当にツライ事。
遊び感覚で参入した人は即心が折れるでしょう。本気で取り組む人も、結果の出ない事からの焦りで辞めてしまう人も多いかと思います。
私はその失敗をあらかじめ前提として取り組み、その原因や改善を研究することで、新しいチャンネルを初期から短時間で伸ばす事ができた、という結果になります。
・私のプロフィールなどはtwitterよりご確認下さい。
■目次
①はじめに(チャンネルの実績公開)
②魅力的な動画を作る為の基本事項
③再生される導線の作り方
④市場選定する際の○○オーシャンについて
⑤投稿1本目から爆伸びさせる2つのツールとテクニック
⑥再生されるサムネイルとユーザーアクションについて
⑦求められるコンテンツを作る為には
①はじめに(チャンネルの実績公開)
まず今回の元となるチャンネルの実績はこちら。
投稿本数は5本。チャンネル開設から19日経過時点でのデータです。投稿1本目から驚異的な伸びを見せ、2本目からも順調に再生を伸ばし続けています。
こちらは隠密運営をしているため、twitterやtiktokなどその他SNS媒体からの流入は一切ありません。広告やサブチャンネルなどの導線もないので、完全にゼロからのスタートです。
純粋にyoutubeの中だけで伸ばす取り組みに挑戦したチャンネルになります。
こちらは初投稿1本目が10日で10,000再生。2週間で25,000再生。投稿5本合計19日で70,000再生以上という数字を出しています。登録者も短期間でゼロから300人以上増える結果となっています。
この時点で収益化条件の視聴4,000時間はクリアしました。
youtubeにおいてチャンネル開設初期の場合は、その信頼性を運営側に認めてもらえない事が多い為、ゼロの状態からこれだけ短時間で伸びるケースは非常に珍しいです。
そしてこれを同じようにたまたま運よく当てた、という方も稀にいらっしゃるかもしれませんが、僕の場合はそれをあえて最初から戦略的に狙って取り組み、それがしっかり結果として現れてくれた、という形です。
私が本格的にyoutubeに取り組み始めたのは2019年の12月末頃。5年程前に趣味でニコニコ動画に投稿していた時期もありましたが、その時はついでとして同じ動画をyoutubeにアップしていたこともありました。
こちらの趣味チャンネルは再利用されたコンテンツとして大分前に収益化停止になっておりますが、その時は遊び感覚だったので特に対策も取らず、そのまま放置。再生10万回を超える動画などもあり、登録者も3,000人いましたがあっさり捨てました。どうせもうやらないし、と思って(笑)
その後本格的に取り組もうと思ったのが2019年末頃。「しくじり」にフォーカスしたyoutubeチャンネルを開設しようと思い、改めて動画編集や伸ばす方法などの勉強にプライベートの時間を全て注ぎました。
しかし冒頭でも書いたように、youtubeは甘くない。
全く再生されないし、登録も増えない。昔適当に投稿していた時はデータなども全く見ていなかったので、活かせるノウハウは何もない。この厳しくもツラい現実を見続けながら、投稿をしていくしか伸ばす道はなかったのです。ただこれが普通だと思いますし、同じような状況の方がほとんどだと思います。
失敗研究家を名乗っている以上、その過程で多くの失敗を研究し続けて、改善に改善を重ねて、なぜ伸びないのか?なぜ伸びるのか?を血反吐を吐きながら常に探求し続けました。
Twitterでは以下の方をストーキングしながら、相談にも乗ってもらったりなど、本当にお世話になりました!※YouTubeを分析する神々
他にも様々な方にアドバイスも頂きながら、自分のチャンネルからはもちろん、人様の伸びるチャンネル、伸びないチャンネルをリサーチし続けました。twitterでフォローして頂いてる方のチャンネルもほぼ見ています。
そしてその結果、伸ばす為に必要なものとは何か。これがようやく見えてきた、という形です。たまたま上げた一本目が運でバズった訳でもなく、過激なコンテンツでもなければ卑猥なものでも当然ありません。
全て戦略として狙って行った、再現性の高い方法です。
このnoteを読む事で「ほとんどの人が勘違いしている事」を改善する事が可能となり、テクニックを含め、正しい努力の方法を身につける事が出来るかと思います。
ここからは有料になりますが、私の失敗してきた例もご紹介しながら、最短でyoutubeにおいて数字を伸ばす為にはどうすれば良いのか。これを初心者の方にもわかりやすく、解説していきたいと思います。
僕はここに至るまで僕は膨大な時間と、金額にして15万円くらいyoutubeを伸ばす為の情報に投資してきました。
それを自身の経験も含めて詰め込んだnoteと考えれば、正直コスパはめちゃくちゃ良いと思います(笑)
SNSでの共有の際はご注意ください
②魅力的な動画を作る為の基本事項
初心者の方の為にも、まずはyoutubeなどでコンテンツ(動画)を配信する際の基本事項を押さえておきましょう。ただ基本事項と言っても質の高い動画・チャンネルを作る上では結構重要です。
中級者から上級者の方で「知ってるよ」という内容があれば飛ばして読んで頂ければと思います。
<コンテンツ配信する際の基本事項>
・ターゲットの選定
・コンテンツの中身
・ニーズの捉え方(ここ大事!)
・ターゲットの選定
これはよく言われる事でもありますし、しっかり設定されている方もいらっしゃると思います。ここがズレてしまうとチャンネルそのものの価値が崩壊してしまう可能性があるので、ターゲット・ペルソナ像の設定がしっかり行えていない、という方は改めて見直して下さい。
誰の為の動画か?誰に届けたいのか?その人に何を伝えたいのか?性別は?職業は?年齢は?家族構成は?年収は?そのターゲットに対してしっかりとメリットを提示できているか?その人の時間を奪うだけの価値を提供できているか?
ここまでしっかりと設定する必要があります。ただコンテンツ内容の質が極めて高い場合、もしくはニーズが圧倒的だった場合、これらのターゲット設定が曖昧でも成功する場合もありますが、たまたまうまく行った、という結果は自分のノウハウとして蓄積されません。
30代前後で働いている男性、というターゲット設定をしても、その人はサラリーマン?自営業?既婚?独身?などなど、ターゲットによって戦略なども少し変わってくるのです。
自分の動画を通勤中に見て欲しいのか?空き時間に見て欲しいのか?寝起きに見て欲しいのか?寝る前に見て欲しいのか?時間を軸に考えるだけでも、ターゲットによって戦略は変わってきます。
そしてyoutubeにおいては「属性」を外してはいけない。
という事がかなり重要な項目として存在します。属性とはまさにターゲット事であり、ターゲットが好まない情報を提供したり、youtube側にあなたのターゲットを勘違いされると、その先かなり苦戦する結果となります。
例えばサラリーマン向けにビジネス系の情報を発信していたとします。ちょっと飽きたから試しに自分の趣味でも投稿してみよう。扱うネタを変えてみよう。
このように一貫性がない情報発信をすると、誰の為のチャンネルかわからなくなります。そしてyoutube側もターゲット以外の不必要なユーザーにまで表示を広げてしまう為、本来あなたの動画に興味がなさそうな層に届いてしまう可能性があります。※実験用としてそれを逆手に取る方法もありますが(笑)
極端な例ではありますが、このように属性を外してしまうとかなり大きいデメリットが生じます。
それはクリック率と視聴維持率。
興味がない層に動画が届くと、当然サムネやタイトルから判断してクリックしません。仮にクリックしたとしても、そもそも興味が薄いのですぐ動画を閉じてしまう。
そうなると動画の視聴維持率、視聴時間。これが著しく低下します。※強い固定ファンが多くいる場合は例外です。
この部分については後ほどまたご説明しますが、これらの数字が悪い場合、youtube側からユーザーにとって「質の悪い動画」と判断されてしまい、オススメされる事が無くなります。要は自分の動画が知らない内にお蔵入りにされているって感じですね。
ターゲット一つでyoutubeが伸びるか伸びないか。大きく明暗が分かれます。
改めて自分のチャンネルがターゲットであるユーザーに価値があるチャンネルと判断される要素を含んでいるか。そこをしっかり見つめ直して下さい。
・コンテンツ(動画)の中身
実際にしっかりとターゲットが決まったと。これで大丈夫かというとそんな簡単じゃないのは全てのビジネスにおいて共通事項。
当然ながら、そのコンテンツ(動画)の中身が大切です。
動画そのものがターゲットから見てメリットがなかったり、面白くなかったら伸びようがありません。まずその動画そのものに以下の要素が踏まれているか。ご自身の動画と照らし合わせてチェックしてみて下さい。
・興味のそそる伝え方が出来ているか?
・価値のある情報またはメリットを伝えられているか?
・シンプルかつ簡単に理解できるのものか?
・飽きさせない工夫が施されているか?
・BGMや音楽の音量、その選択は適正か?
・動く素材または音声ナレーションが含まれているか?
まず上記の三つを満たす為の最低条件。台本を作っていない方は必ず作りましょう。
ユーザーの興味を引く、メリットを提示する、簡単にわかりやすく伝える。これらの項目を、テレビの生放送のような条件であなたはクリア出来ますか?普通は出来ないと思いますし、できる人はここにはいないのかな、って思ってます。
あなたに特別な個性や特殊な能力がない限り、動画の質は台本で大半が決まると思っています。僕もこれまでの動画その全てに台本を作成しています。
その台本の作り方そのものにもいくつも工夫が必要ですが、質の高い動画を作る為には、まずがここが最低条件かと思います。
もしあなたのコンテンツがトーク動画ではない場合。映像で見せるパターンの場合は簡単な絵コンテや、その構成内容を事前に流れとして用意します。それらを客観的にユーザーが求める形、もしくは価値があると判断される構成か、きちんとチェックしながら、改善を重ねていく必要があります。
そして下記の3つ。
飽きさせない工夫、適正なBGM、素材の使い方。これらは編集の部類になってきます。飽きさせない工夫は台本などの構成能力にも関わってきます。正直編集能力としてそこまで凝ったものは必要ないですが、最低でもユーザーに不快感の与えない編集能力は身につけましょう。
ただひたすら無音で延々と喋り続ける動画。(内容に価値が高い場合は例外)バックのBGMの音がでかすぎ、効果音入れすぎてうざい。
このあたりを改善するのも質が高い動画を作る上で最低条件です。
動く素材、ナレーションを使っているか、というのは、今後のyoutubeが求める動画の質として、クリアしておかなければ収益化が難しくなる可能性を加味した上でのお話です。
最近ですと、静止画1枚でASMR(音声コンテンツ)を配信しているチャンネルで、数万人登録以上の規模があるところが収益化停止になったなどの話がありました。その理由は定かではありませんが、そもそもそれって動画である必要ある?という疑問が持たれるようなコンテンツは、今後youtubeで質が高い動画として認識される可能性は低いと考えられる、という事です。
ほぼ音がメインの動画であれば、別にyoutube(動画)である必要がない。ナレーションなしの画像のスライドショーであれば、これも同様にyoutube(動画)である必要がない。という画面が動かない動画、音だけの動画、ナレーションなし、静止画のみ、これらは今もそうですが、今後も伸びる要素が低い。
昔の文字だけが流れてくるスクロール動画も死滅しましたよね?音声作成ソフトである「ゆっくり」のジャンルも一時期収益化停止のところまでいきました。
皆さんが作成している動画はどうでしょうか?質が高い、という要素を含む動画になっているでしょうか?
ここでは初心者の方に向けて最低限という意味合いでお伝えしておりますが、一部でも足りない部分がある方は、まずは改善してみて下さい。
・ニーズの捉え方
基本事項において最も重要な部分が、このニーズの捉え方です。結論から申し上げると、これが理解できないと全く伸びません。
ニーズくらい知ってるわ!って思う方が多いと思いますが、ちゃんと理解している人。驚くほどに少ないです。以前の僕もそうでした。
その原因はニーズの捉え方を勘違いしているからです。まずyoutubeを始めようと思った時、大半の方が以下の流れになると思います。
①自分の得意な事は?好きな事は?やりたい事は?
↓
料理が得意・ファッションが好き・ゲームがしたい
↓
②ニーズあるかな?
↓
再生数多い動画いっぱいあるし、成功者も多い
↓
③よし、このジャンルで頑張ろう
↓
やっべ、全然伸びねぇ
この流れだと思います。僕もこの流れで最初はじめました。
これね。①と②が逆です。
まず最初に持ってくるべきは②番。ニーズがあるのか?という部分です。
大半の方は自分のやりたい事に対してニーズをこじつけます。この場合ターゲットがしっかりしていてジャンルが適正であれば、伸びる可能性も十分にあります。しかしニーズの把握を事前にしっかり行わずに、巨大なマーケットでざっくりとした参入を行うと、初期はもれなく爆死します。
質の高い投稿をしっかりと続けて行けばもちろん伸びる事もあるでしょうが、今回の私のように初期の頃からガッツリ伸ばす、という点においては難しいと思われます。
すでに絞られたジャンルで投稿されている方は、まずは同ジャンルのニーズの部分をしっかりと改めて把握しましょう。
料理を例に出すと、
・プロの技が見たいのか?
・家庭での再現性が求められているのか?
・レシピが欲しいのか?
・料理の演出が見たいのか?
・味付けや調味料が知りたいのか?
そしてそのニーズに対して配信内容をしっかりと絞る!
ユーザーのニーズを把握した上でコンテンツ作りしないと、そもそも視聴者にメリットが伝わりにくいので再生までの道は遠くなります。
※ニーズの確認の仕方については後ほど解説します。
仮にざっくりとした参入でも、あなたの動画が認知され伸び始めるのは投稿50本目か、100本目か、200本目か。大量の動画を投稿すればいつか伸びる事もあるでしょう。しかしそれに至るまでは地べたに這いつくばってでも前に進み続ける、強靭な精神力と忍耐力が必要となります。ここがyoutubeで挫折する最大の要因です。これは本当にしんどい事ですから、早めに伸びるに越した事はないですよね?
好きな事で生きていく。というyoutubeのキャッチフレーズ。
色々な方が言及していますが、まさにあなたの好きな事ではなく、ユーザーの好きな事で生きていく。これが初期から伸ばす必須条件です。つまりニーズがある事に対して、自分を合わせていく必要があります。
そしてここからは独自の解釈ですが、最初は自分が主人公にならない事です。
初期の段階、最初から「あなた」の情報を欲しいと思う人は誰もいません。なぜなら誰もあなたの魅力を知らないから。じっくりとユーザーと動画を使ったコミュニケーションを通じて、徐々にあなたが主人公(ファン化)となっていくのです。初期の段階での主人公は情報そのもの、コンテンツそのものである必要があります。ゆえにその情報、コンテンツが必要とされているものかどうか。そのニーズ。これを把握する事が絶対条件です。
ただ複雑ですがこれの逆パターンが必要になる場合もあります。自分が主人公にならなければならない場合もあるという事です。
そのケースは以下に該当する場合。
・圧倒的な個性、キャラクターを持っている場合
・高い実績、専門性、権威性を保有している場合
・身体的特徴が秀でて高い場合(おっぱいデカいとかねw)
・共感性が高くレアな経歴、経験を持っている場合
これらを保有している場合は自らの圧倒的且つ個性的なキャラクターによって、初期から爆伸びさせる事も可能です。ただそれをお持ちの方は僕も含めてここにはあまりいらっしゃらないと仮定して、最初にお伝えした通り、最初の段階で主人公は情報、コンテンツそのもの。ここが魅力的である事を優先すべきです。
ただここで多くの方が疑問に思うことがあると思いますが、すごくニーズのあるジャンルで投稿してます!成功者もいっぱいいるジャンルなのでニーズがある事は間違いないはず!
と、心の中でずっと思ってきたと思います。
確かにその通りだと思いますが、ニーズの捉え方がその程度では、正直甘すぎる、という結論でもあります。当然僕も始めた当初は今までその甘すぎる程度でしたが(笑)
ここで考えなければならないのは、需要と供給のバランスです。重要が多くても供給過多であれば当然勝ち残るのは難しいですよね。あなたの動画がポジションを確立できる「席」が空いているか、という事も重要になってきます。
この部分のニーズの確認の仕方、そのテクニック。自分の「席」つまりポジションを取れるかどうかの判断の仕方。マーケットを分析する為に必要なツール、及びテクニック。ここがこのnoteの最重要部分であり、皆さんが最も知りたい部分かもしれません。
これらは中盤以降でしっかりとお伝えします。
その前にしっかりと前提条件を理解して頂く、という意味で導入部分が長くなってしまいましたが、初心者の方は特に、部分的なテクニックよりも基本事項をしっかりと押さえて下さい。
③再生される導線の作り方
すでに既定路線で走り続けてしまっている方も多くいらっしゃると思うので、今あなたがいるジャンルでも細かいニーズを拾いながら、再生回数を増やしていく方法をお伝えします。そのためにはまず動画が再生されるまでの流れを把握しましょう。
ユーザーがあなたの動画に辿り着く導線は大きく分けて4つ。
・ブラウジング機能
・関連動画
・youtube検索
・外部
ブラウジング機能はトップページなどのオススメ表示みたいな認識で良いかと。関連動画は他の動画の下に出てくるオススメ枠。検索はyoutube内で検索されて表示されるもの。外部は他のSNS媒体から飛んできたものです。再生される為にはこれらの導線を確保する、という事が最重要課題となります。
この中で再生に寄与する割合が高いのが上記2つのブラウジングと関連です。寄与が薄いのが検索と外部です。
シンプルにオススメ枠や他動画の関連枠に表示されれば、再生される確率が高くなる、という事ですね。そしてyoutubeをやっている方ならご存知かと思いますが、このブラウジング機能、関連動画に載るのが思った以上に難易度高いです。ここに載る為にはyoutube側に「ユーザーにとって有益な動画」という評価をもらわなければ、ここに載る機会はかなり少ないです。
つまり表示(インプレッション)される事がなければ、そもそもあなたの動画にユーザーはたどり着けない。ゆえに再生されない。これが視聴回数が少ない動画の一番の要因です。
なので結論最初は検索から導線を作る事が有効的です。
これはしっかりとyoutubeに取り組んでいる人であれば基本事項です。オススメにも載らない、関連にも載らないとなれば、最初は検索から引っ張ってくるしかないです。※外部流入はyoutubeアルゴリズムの外のお話なので今回は割愛します。
では改めてあなたの動画が再生されるまでの流れを確認します。
①初期は検索流入を狙う
↓
②youtube側に高い評価を貰う
↓
③ブラウジングや関連のインプレッションを貰う
↓
④露出が増えて再生が伸びる
簡単に確認するとこのような流れです。あなたの動画が今以上に再生される為に、まずは順を追って確認していきましょう。
①検索流入を狙う
ユーザーがyoutubeにおいて検索する割合はそこまで多くないですが、一定数いるのでここの数字を無視してはいけません。この検索において押さえておかなければならないポイントは、
タイトル・説明・タグ この3つです。
この中にユーザーにとってニーズがあるキーワードをしっかりと記載します。タイトルは30文字前後でパワーワードやキラーワードを駆使して構築します。ジャンルが絞られている場合は、そのユーザーが検索するであろう商品名や固有名、その他トレンドなどを挿入します。説明に関しては冒頭60文字以内に、対象となるキーワードをしっかりと差し込む、またはロングテールキーワード(複数単語の組み合わせ)、サジェストキーワード(検索窓の候補キーワード)などを駆使して説明文を作成します。タグに関しても同様です。
私は毎回30個近くタグを入れておりますが、これらもユーザーのニーズに合わせたキーワードを入れます。私の場合はそれもタグ1つで1つの単語だけではなく、タグ1つの中に検索されるであろう複数単語を組み合わせたものもタグとして入れております。その他英語、予測変換による誤字まで入れて徹底的に手を抜きません。※恩恵がめちゃくちゃあるわけじゃないですけどねw
これらの技術はブログに似たテクニックであり、既出の情報としてネットでも検索できますので、各自調べて実践してみて下さい。この部分を軽視しているyoutuberが非常に多いです。投稿初期の段階は特にフル活用して、少しでも初動の評価をyoutube側に認めて貰う必要があるので、活用しなければそれだけチャンネルの成長速度も遅くなります。
そしてこれらを有効活用できるツールもあります。
それがこの「vidIQ」です。
これはyoutube内において、そのキーワードの検索ボリューム、競合動画のボリュームなどが一目でわかるようになっています。
右下にある部分の上のバーが検索ボリューム。下のバーが競合動画のボリューム。これをDLして拡張機能としてインストールすると、youtubeで検索したキーワードについての情報を開示してくれます。そのキーワードがどれくらいの検索ボリュームがあるのか。そしてこのキーワードでどれくらいの競合がいるのか。これを直感的に判断できます。バーの部分が緑に近づけば近く程チャンスが高いという感じです。
例えば上のバーの検索ボリュームが緑に近い。そして下のバーの競合が赤に近い。この場合は検索ボリュームはあるが競合も多いので微妙、という事です。なので、検索ボリュームが多くて競合が少ないワードだと、割と再生される可能性があるという事。
緑に近い程チャンスがある。点数的には50〜60点以上が良いかなと。※ライバルの動画のクオリティによっても変わってきます。
ただ正確ではないので、あくまで参考程度にした方が良いです。実際にこのツールだけで実験しましたが、アタリもありましたしハズレもありました。どちらにせよシンプルに需要が高くて競合が少ないところに投下すれば、あなたの動画が再生される確率が高くなる、という事ですね。こちら無料版でもタグ付けの際に、需要の高いワードなどをナビゲートもしてくれるので、このツールは活用しておいて損はありません。
2020.4.9追記 購入者のエンジニアの方がツールの使い方のフォローもして下さいました。ツールを拡張機能に入れた後は、普通にyoutubeでキーワードを検索すると自動的に右側にデータが表示されます。ただワードによっては検索ボリュームがゼロ表示もあるので、対策は以下を参照にしてみて下さい。
ヤコさん @yako_tera に唆されたのでYouTube関連ツイート。
vidIQの検索ボリューム表示ですが、キーワードによっては0になります。
ちょこっと試した感覚で言うと、vidIQのキーワード検索機能がそこまで高くないのが理由と思われます。
細かい使い方をしっかりサポートするサイトがあまりないのですが、こちら以下を参考にして下さい。
https://makee-1.com/youtube/youtubenews/522/
Chromeに拡張機能としてインストールすれば、以降あなたのPCのyoutube画面に常に表示されるようになります。ライバルのタグを割り出す事も出来ますし、割と直感的に使えるものですので、まずは導入して触ってみる事をオススメします。
②youtubeに評価を貰う
そして検索からの再生までの導線が確保できたと仮定すると、今度はyoutube側に評価をして貰う段階に入ります。投稿したての頃はyoutube側も良い動画なのか?悪い動画なのか?この判断がまだできていないフラットな状態です。ここから再生され始めた数日の間に、ユーザーにとって良い動画である、と認識して貰う必要があります。
その為に必要な要素が以下の3つ。
・クリック率
・視聴維持率&視聴時間
・ユーザーのエンゲージメント
例えば、初期の頃に少しずつ再生され初めて、クリック率が10%以上、10分以上の動画で視聴維持率60%以上、いいねや登録、コメントの数が一定数もらえている、という内容であれば、youtube側から高い評価をもらって、もっといろんな人に表示(インプレッション)してみよう、という流れが作れます。逆にその数値が低ければ、表示する価値のない動画として隅に追いやられます。そしてそれぞれの数値はコンテンツ(動画)のクオリティに起因します。
③ブラウジングや関連に載る
・クリック率 → サムネイル&タイトル
・視聴維持率&時間 → 動画の中身&内容
・エンゲージメント → ユーザーが反応する価値を作れている
冒頭でお伝えした、ニーズがある動画、クオリティの高い動画を作る必要性に、ここの数値を上げるため、という目的があります。この部分において高い評価を得ると、ブラウジングや関連に載せてもらえるようになり、今までメインの流入経路が検索からだったものが、ブラウジン機能と関連動画からの流入が大半を占めるようになる、という形です。
ここまでくれば1,000再生から10,000再生までの導線は作れている事が多いです。
④露出が増えて再生される
我々がyoutubeのアルゴリズム内で目標としなければならないのは、表示回数(インプレッション)を獲得するという事。全てはインプレッションを獲得する為に、質の高いコンテンツを作成するという事です。ユーザーに表示され、見られ、反応をもらい、それが繰り返されて再生回数が伸びるという仕組みです。
今までの話をまとめてデータで表すと以下のような形です。
これはあくまで僕の場合のデータであり、仮説でもありますが、初期の緩やかな再生の時を評価期間として仮定しています。そこで評価が高かった場合、次にインプレッションを貰う段階に入ります。最初は検索などで来て頂いたユーザーにしっかりと数字の上で評価をもらい、その初動の数日間でなんとかブラウジン機能や関連動画に載せて貰う為のクオリティを維持します。そしてブラウジングと関連のインプレッションが大幅に伸びと比例して再生数も軒並み増えていきます。
いずれにせよコンテンツの質を総動員して、各項目の基準をクリアしていく、という戦いを常に続ける戦略ゲームみたいなものですかね。
④市場選定する際の○○オーシャンについて
ここからはチャンネル初期の段階から爆伸びさせる為の最重要項目である、マーケット分析についてお話になります。今までは割と初心者向けにお話してきましたが、ここからしっかりとした戦略、マーケティングの側面も入ってきます。
まず結論として、チャンネル初期から爆発させる為に必要な要素をお伝えします。
それは、
マーケット × ニーズの細分化 × 定期的トレンド
です。ちょっと言ってる意味がわからない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、これからしっかりと解説していきますので、ついてきて下さい(笑)
まずマーケットについてのお話ですが、皆さんよくレッドオーシャンとかブルーオーシャンとかの言葉使いますよね?ここの意味を履き違えると、最初の僕みたいに失敗します(笑)今まで公開していたチャンネルもしっかり育ってはきているのですが、今回のような爆伸びさせた、みたいなものではないので、ここではあえて失敗とします(笑)
なぜそこまで伸びなかったのか。それは市場のあり方を理解していなかったからです。まず○○オーシャンというものにいくつか種類があるのをご存知でしょうか?
・レッドオーシャン
市場規模は大きいが競争の激しい市場
・ブルーオーシャン
一定の市場規模があり競争が少ない市場
・ホワイトオーシャン
まだ認知されていないまっさらな市場
・ブラックオーシャン
まだ誰も手をつけていない競合がいない市場
・ピンクオーシャン
DMM会長の造語らしいですがアダルト市場
・デッドオーシャン
ニーズがない死んでる市場(勝手に作りましたw)
市場を表現する言葉は複数存在します。
後発で参入する人は割とブルーオーシャンを目指してyoutubeを始める人も多いかと思います。これってまだ誰もやってないんじゃね?という感じで。そして自分がまだ伸びないのはブルーオーシャンが成長しきっていないからだ、と考えている方もいるかもしれません。
しかしそこは本当にブルーオーシャンでしょうか?
それを見つけるためには念密なマーケティングとリサーチが必要になる為、素人が簡単に見つけられるものではありません。中には当たる人もいますが、結構運の要素が強いです。ブルーオーシャンだと思っていたら、ホワイト、デッドオーシャンだった、という可能性の方が高いのです。
ホワイトオーシャンの場合は認知されていない市場なので、素人が個人で小さくコツコツやっても成長するまでに時間がかかります。一定の後発や大きな波が来ないとユーザーにジャンルそのものを認知されません。
ブラックオーシャンは競合のいない深海に潜む市場なので、そもそも素人がこれを見つけるのは困難です。
デッドオーシャンはその名の通り死んでる海。これはそもそも死んでいる市場(ニーズがない市場)の場合もありますし、コンテンツ作成者のステータス、動画の質、配信内容で自ら作り出してしまう場合もあります。
動画100本作って結果が残らない場合は、上記のホワイトもしくはデッドの市場にいる可能性、レッドオーシャンで勝ち抜けていない可能性、もしくはそもそもコンテンツの質が低い&ニーズがない可能性が高いです。※ユーザーが見て満足する動画を作れていない時点でそこは論外とします。
極端な例で言えば、サラリーマン向けに無職の人間が仕事術を教えるチャンネル。この市場とニーズ存在します?無職の人が偉そうにサラリーマン向けに仕事術を伝えても、誰が見るんだ…って話ですよね。
しかし一つ軸をずらせば、魅力的なコンテンツになるかもしれません。自分のようにならないよう、過去の経験から教訓を伝える。その壮絶な人生をキャラクターに乗せるなどの方法で成功する可能性はあります。
他にはyoutube始めたばかりで実績ないのに、youtubeを伸ばす方法をコンテンツにしている人。本人は稼げていないのに稼ぐ為のノウハウをコンテンツにする人。リサーチしてたらこういう方…結構います。
これは自らデッドオーシャンを作っている、という事になります。やるなら、youtube伸びるまでの過程をエンタメとしてコンテンツにする。稼ぐまでの過程をコンテンツにする。最低限ここまでは必要です。しかしこの過程をコンテンツにする方法もすでにレッドオーシャン化しつつあるので、どちらにせよ弱者戦略による「差別化」は必須です。
なので結論として、最初から爆伸びさせるためには自分がいるマーケットが、レッドオーシャン、もしくはブルーオーシャンのジャンルにいる事が前提となります。
ではブルーオーシャンを見つけますか。という流れになりそうですが、実はそうならないのです。なぜならそれがそもそも難易度が高いから。素人が勝手にブルーと勘違いして爆死するリスクの方が高いわけです。
ではどの市場で戦うの?
そう、実はその活路はレッドオーシャンにあるのです。
⑤投稿1本目から爆伸びさせる2つのツールとテクニック
マーケットの種類についてお話させて頂きましたが、改めて整理しましょう。投稿1本目から爆伸びさせる方法とは、以下の要素を含みます。
マーケット × ニーズの細分化 × 定期的トレンド
※上記の構図に一つのチャンスが加わると爆伸びします。(後ほど解説)
そして先ほどの話で、このマーケットをレッドオーシャンに設定します。巨大なニーズがある!だが恐ろしいほどの競合がいる!この血で血を洗う市場にこそ、実はまだチャンスが眠っているのです。このレッドオーシャンに、ニーズの細分化と定期的トレンドを組み合わせる事によって、チャンネルパワーがゼロの状態でも、圧倒的ニーズによって数字が作れるのです。
それはどういう事なのか、図を使って説明します。
仮に人気の高いアニメ&漫画の考察をレッドオーシャンとして設定したとします。競合が少ないうちは早々にポジションを取れたと思いますが、今は圧倒的なニーズに対して、同様に圧倒的な投稿数、強いライバルが存在します。
ではここでどう勝ち抜くか。まずはこのジャンルを細かく細分化して行きます。作品ごとに細分化、さらにそこからキャラクターや武器、歴史、グッズなどなど、大きな枠で戦うのではなく、細分化した小さな枠で戦う。
武器なら武器のみ。歴史なら歴史、グッズならグッズのみなど。
細分化した場所でポジションを取りに行きます。※私はこのジャンルではないのであくまで仮にの話です。
料理やファッション、コスメなど色々な巨大市場がありますが、漠然とそのジャンルを攻めても、最初から爆伸びさせるのは難しいです。あなた自身に強烈な個性がなければ特に。細分化したニーズの高い市場で、コンテンツ・情報そのものを主役にして個性の代用として利用するのです。
そしてあなた自身に十分な数のファンが付いてきてからは、属性を外さない範囲で横展開していっても問題ないかと思います。
そしてそのレッドオーシャンそのものと、細分化したものに対して、それぞれニーズと競合のボリュームの確認をしていきます。
そこで使用するのが2つのツールと、1つのテクニック。
使用するツールは以下の2つ。
・vidIQ
・kamui tracker
vidIQについては前半でお伝えしましたが、ここでざっくりとしたニーズ、競合のボリュームを把握する事が可能です。これを参考にしながらも、その他ツール、テクニックでさらに精度を高めます。
そしてkamui trackerに関してはキーワードアドバイス機能を使用します。これは自分のチャンネルを登録する事で使えるようになります。※登録100人に満たない場合、使えない場合もあります。
ここでは各キーワードに対して1週間の視聴回数、投稿本数が確認できます。これにより、その市場の規模と競合の数を大まかに把握する事ができます。視聴回数が多いジャンルはシンプルにマーケットが大きい。
しかしその分投稿数が多い場合は、投稿1本あたりに割り当てられる視聴回数が多かったとしても、数多くのライバルの動画にシェアを奪われて埋もれてしまう可能性が高いです。
この辺りの数値の基準を定量化するのは難しいところではあるのですが、視聴回数を投稿数で割って、10万近いボリュームがあれば一定のチャンスが眠っている可能性がある、と私は判断しています。ちなみに組み合わせた複数ワードだとデータが出てこない事があるので、キーワード一つ一つを調べていき、俯瞰的な視野を持って分析していきます。
もしここに圧倒的な視聴回数があるにも関わらず、動画の投稿本数が少ない。そしてそのライバル動画の質も勝てる内容であれば、それはブルーオーシャンと一時的に定義しても良いかもしれません。※実際のyoutube内でのリサーチも必須です。
このような形で、市場全体、関連性のあるもの、細分化したニーズに対して、それぞれの需要を数値として確認する必要があります。まずはこれらを実際に使ってみる事。このようなツールは変にあれこれ使う前から考えるのではなく、習うより慣れろです。
そしてもう一つのツールを使わないテクニック。
それは小規模チャンネルのマーケット調査です。
ジャンルのニーズ確認の際に、そのジャンルで有名な人、数百万再生行ってるような、すでにコンテンツとして完成されたものをマーケット調査として捉えている方が多いです。
それも必要な事ではあるのですが、結果が出ていないチャンネルにおいて本当に必要なのはそこじゃないです。まだ成長していない小さなチャンネルに貴重な情報が眠っています。※この場合小規模チャンネルは登録者2000人以下と設定します。
小規模チャンネルを調査する理由は3つあります。
・巨大なチャンネルはあなたのチャンネルに関わる事はない(※例外があって関連に載ることもあるのですが、初期は難易度が高いのと恩恵が未知数なのでここでは一旦無視します)
・小規模チャンネルでバズってる動画がニーズの高いコンテンツ
・小規模チャンネルはあなたの動画が関連に載る可能性がある
すでに登録者もたくさんいて、ファンもついている巨大なチャンネルは、再生される為の仕組みがすでに出来上がっているので、真のニーズを確認するには規模が大きすぎます。
しかし小規模チャンネルは登録者の土台もない為、純粋にいち動画としてのニーズを測るのに最適です。毎回手探りで運営をしているところも多い為、発信内容に色々とムラがある場合があります。
その中でたまに1本か2本、飛び抜けて再生数の高い動画があったりします。それがまさにニーズが高く供給が追いついていないコンテンツである可能性が高いです。あとは先ほどのツールを駆使したり、その動画が伸びている理由を追求します。
具体例はこんな感じ。
・再生2桁中心の中に500〜1000再生ぐらいの動画がある。
→検索ニーズが高い可能性。
・再生3桁中心の中に1万再生以上の動画がある場合。
→似た属性のまとまった群としてのニーズがある可能性。
・投稿本数が少ないのに数十万再生の動画がある。(※トレンドにもよる)
→強いニーズがあるのはもちろんの事、他チャンネルにも同条件で同様の動きがあった場合は、小さなブルーオーシャンの芽が出ている可能性がある。
そのコンテンツを自分なりにアレンジ、またはひねりを加えて配信する事で、初期の段階からでもニーズの高さから再生される可能性が高いという事です。
そしてその小規模チャンネルは属性やターゲットがマッチしていれば、そのままベンチマークします。登録者2000人ぐらいまでのチャンネルであれば、あなたの動画がその小規模チャンネルの関連動画に載る可能性があります。これはすでに実験結果として検証済みです。僕はこれを狙っていたのと、上級者の方はこれを実践されている方もいらっしゃると思います。
この小規模チャンネルのバズっている動画。ここの関連に載る事が出来れば飛躍的に再生数が増加します。1本目から再生回数を伸ばす為にはここまで戦略的に考える必要があります。
登録者が3000人以上の規模のチャンネルになると、格上すぎて関連する確率はかなり低くなります。(載ったとしても初期は恩恵が少ないパターンが多い)これが巨大なチャンネルはあなたのチャンネルに関わる事はない、というお話のキモです。※これは登録ゼロベースで考えた場合。自分のchの登録者との差とお考え下さい。※既に登録者がいるchをお持ちの方は、どこまで格上のchに関連されているかチェック。※条件によっては100万クラスに載る場合もあります。ですが今のところこれは狙ってできる方法を編み出せていません。というよりなさそうw
ゆえにそのマーケットの最大値として大規模チャンネルを参考にする方が多いと思いますが、それは逆。小規模チャンネルをしっかりリサーチしてベンチマークする。これが非常に重要な要素です。※もう少し大きい視野で測る場合は登録1万人前後でのリサーチも良いかと。
5.1追記 小規模チャンネルを探す方法として「kamui tracker」のキーワードランキングを利用すると効果的です。キーワードランキングに自分のコンテンツにしたいキーワードやジャンルを入力すると、その中で伸びているチャンネルがランキングで表示されます。そこで登録者数が確認できるので、ランクインしているのに登録者が少ないチャンネル。そこの投稿動画をリサーチするとヒントが多く隠されています。
さらにもう一つ、小規模チャンネルの単体でバズっている動画と似たような状況で、さらに1段階上の「波」としてそれが訪れる場合があります。
それは動画単体としてのニーズではなくて、一つの小さなジャンルとして確立しつつある瞬間です。これが最初にお伝えした以下の構図のチャンスに当たる部分です。
マーケット × ニーズの細分化 × 定期的トレンド
※上記の構図に一つのチャンスが加わると爆伸びします。
レッドオーシャンを細分化した中に、新たに細分化された小さな市場が生まれる瞬間。つまりレッドオーシャンの中に小さなブルーオーシャンが生まれるのです。結論、ここのポジションを獲得する事が出来れば、ch初期の状態でも爆伸びします。まさに僕の場合はそれをアレンジして戦略的にそのポジションを取りに行ったのです。
具体的な例を出してお伝えすると、先ほどアニメ考察から細分化して武器というコンテンツまで絞ったとします。※小さなブルーオーシャンはここからさらに細分化されるも可能性もあります。
複数のチャンネルでアニメや漫画の武器解説がすごく伸びている。しかもそれぞれ別の異なるチャンネルで。だがそれらチャンネルは企画の一部として行っただけで、武器に関する投稿数は少ない。
ゆえに先行者はコンテンツとして配信はしたが、ポジションを取るにまで至っていないという事。またはそのポジションを取りに行っているライバルが少ない。そしてユーザーはチャンネルを飛び越えて視聴するニーズが存在する、という事です。
この場合はアニメ考察というレッドオーシャンの中に、小さなブルーオーシャンが生まれつつある瞬間です。全てのジャンルにおいてこのような状況を発見できた場合は、全力でポジションを取りにいきます。
そしてそこに定期的トレンドを組み合わせます。
今話題のアニメや漫画は何か?武器の中でも刀なのか?銃なのか?など、定期的に訪れるトレンドの波の中核に、その細分化した質の高いコンテンツを投下します。そうする事でニーズが高く属性が絞られいて、且つ競合が少ないマーケットで勝負する事が可能となります。
これらを僕は実験用チャンネルで試しながら、客観的ニーズの確認をしたり、短期的社会トレンドの効果性(例えばコロナウィルスとか)など様々な実験と検証をして、レッドオーシャンの中に小さなブルーオーシャンを発掘したのです。ちなみにコロナウィルスなどのトレンドは属性が絞れないので、マーケットとして認識するのは少し難しい。その他短期的な社会性のあるトレンドは属性を外す可能性があるので、自分のチャンネルと親和性が高いものであれば良いですが、無作為に乱発するとチャンネルの成長に繋がらない事もあります。
そして僕の場合は今まで色々と改善を重ねて動画を作成してきたので、すでに高いクオリティでコンテンツを作成する能力が養われていました。
僕がいる市場はかなり巨大なマーケットではありますが、しっかりとニーズを細分化して伸びつつあるそのジャンルに、質の良い情報を高いクオリティで出しているライバルが少なかったのです。
その為、登録者ゼロの状態でも圧倒的な伸びを作る事が出来、さらにジャンルや属性は絞りきっているので、チャンネル内の回遊率、クリック率、視聴維持率などを高い水準で確保する事ができたのです。
この時点でマーケットとジャンルにてニーズをしっかり押さえているので、後はシンプルにユーザーが求めている情報を投下するだけです。
そこに特殊なスキルや能力は必要なく、既出の情報をユーザーが求める形に加工してコンテンツ配信するだけで、チャンネル初期の1本目であろうとユーザーの強いニーズに後押しされてしっかり伸びるという事です。
今の僕のようなチャンネル開設したばかりで投稿本数が少ないが、再生数は爆伸びしているようなチャンネルはニーズの塊というわけです。あなたが参入予定、または参入しているジャンルにて、そのようなチャンネルを見つけた場合は徹底的にリサーチとベンチマークします。ジャンルによって異なりますが、まだ供給の上限に至っていない場合は後発でも爆伸びする可能性があります。これは全てのジャンルに起きる現象でもありますので、がっつり伸ばしたい、という方はしっかりリサーチする事をオススメします。
結論、単純に数字を伸ばすという事を目標とするならば、マーケットとジャンルとニーズでほぼ決まるという事です。
もちろんここには基本事項で書いたような、質の高い動画である事、再生してもらう為の導線を作っている事など、きちんと要点を押さえた上でコンテンツ配信を行う事が前提となっています。
⑥再生されるサムネイルとユーザーアクションについて
チャンネル初期の段階で最も難易度が高いのが、やはり動画をユーザーに見つけてもらう、という事です。チャンネル登録者もいないので再生してもらう為の土台は当然ありません。
youtube側から見ても開設初期の段階では、しっかり投稿実績があるのか、どんなユーザーが好むチャンネルなのか、その他諸々のデータや信頼性がない為、優遇される事はまずありません。その為初期の段階はほぼ再生されない状況に耐えながら、動画を20本〜30本投稿したあたりから徐々に伸び始める。
そしてyoutube側に信頼してもらえるだけのチャンネル全体の視聴時間や本数など諸々の条件をクリアできた時に、インプレッションの拡大をもらえるという流れが存在していると考えています。
星の数ほどある動画の中で、あなたの投稿最初の1本目が再生される可能性は本来限りなく低いものなのです。ゆえに少ないチャンスを確実にものにしていかなければなりません。
そこで重要になってくるのがサムネイルです。
ユーザーに表示された数少ないインプレッションにおいて、高い確率でクリックさせる為の仕掛けを行わなければならない、という事です。
定番としてはサムネとタイトルで興味を引かせてクリックさせる、という話はよく聞く内容だと思います。しかしこれがどれだけ難しい事か。すでにyoutubeを投稿し続けている方であればわかるはずです。ここではあくまで僕がとった戦略ですが、その少ないチャンスをものにするサムネイルの戦略をお伝えします。
まず結論としてサムネイルで私がとった戦略は「視覚的な差別化」です。
これはどういう事かというと、検索ベースでユーザーに表示された時に、どのように表示されるのか、という事を突き詰めた内容になります。よくある話として、サムネイルは人気チャンネルと似たものを作るべし。関連に寄せる為にも個ではなく群の一部として戦うべきというものがあります。
これはもちろんその通りだと思います。中途半端なオリジナリティは群として存在するニーズの外に追いやられる可能性があるからです。ただ最初の最初、チャンネル初期段階ではそもそも群の中に入れないのです。
なぜならyoutube側にあなたのchと近いユーザー属性を認識するデータや、chそのものの信頼性がありませんので、オススメされる事もなければ関連に載る事もありません。
唯一のチャンスは、強いニーズから検索する人にしっかりとリーチして、その少ないインプレッションの中でクリックさせる、そして再生した後は長く見てもらう、コメントやいいねの反応をもらう。これらを総動員してyoutubeの評価をもらいにいく必要があります。
そこで高い評価を得る事で、ようやくブラウジング機能や関連に載る事ができます。その為の最初の関門。検索した人に対してクリックさせるという点において、僕はあえて「個」で戦いました。
強いニーズから検索して情報を得ようとしている人は、ピンポイントでその情報を取得したいというニーズがあるので、サムネイルに関しては他の動画と寄せるよりも目立つ方が優先度が高いと判断しました。
僕の場合はその差別化に、シンプルに色合いとしての視覚的な情報に差をつけました。
僕が参入した細分化されたジャンルは、検索して表示した際に同じような色合いが続くものが非常に多かったのです。以下のような雰囲気です。※あくまでざっくりした例ですが。
このような場合はサムネを他の動画に寄せるのではなく、あえて視覚的に差をつけて印象を強くします。右の白い部分は色合いについて逆張りして興味を引くことを優先しました。これはあえて関連を意識せずに、初期の段階で再生してもらう為の戦略としてです。
そしてサムネイルのデザインそのものも高いクオリティを維持しながら、しっかりと検索したユーザーにメリットが伝わるような内容にします。そうする事で高いクリック率を作り出し、少ないインプレッションのチャンスをものにします。
サムネはいつでも変える事ができるので、チャンネルが成長してきて関連がしっかりつく段階になってから、その関連先に寄せたサムネに変えたっていいんです。そうすればそこのchとユーザーを共有できるので。
あくまで初期の段階はピンポイントの導線しかないので、それに合わせて戦略を練っていく必要があるという事です。そしてクリックしてもらった後は、質の高い内容で視聴を維持させる。見終わった後は、登録やいいね、コメントなどのエンゲージメントをもらう。これがyoutube側に良い動画と判断される重要な指標でもあるので、ここの数値を高める工夫を動画内にしっかりと組み込みます。
この部分の細かいノウハウについてはまた別途お話する機会があればお伝えしようと思います。
⑦求められるコンテンツを作る為には
投稿1本目から爆伸びさせようとするならば、今まで書いてきた事を総動員して、それぞれがしっかりと噛み合う必要があります。
これらを簡単にまとめると、
・ユーザーが満足するクオリティを維持する事
・再生される導線をしっかり作る事
・動画に高い評価を貰ってインプを増やす事
・市場の選定はレッドオーシャンを細分化する事
・ツールやリサーチでニーズをしっかり確認する事
以上の内容となります。
5〜6年前からyoutubeに参入されている方は、大きな市場にて少しの差別化であっさり伸びた方も多くいらっしゃったと思います。でも最近始めた、これから始めるという方は、戦略的に参入しなければ、競合が多く存在するyoutubeで数字を作る事は難しいと考えます。
先行者が強者だとすると、後発組の我々は弱者です。
ランチェスターの法則・戦略から考えるのであれば、弱者戦略で戦っていくしかないのです。弱者の基本戦略は「差別化」です。武器効率を高めて戦う必要があります。
そしてよく言われるのが、youtubeは所詮サムネゲーだからと。そのような話をよく聞きます。確かにサムネはユーザーとの最初の接点なので、めちゃくちゃ大事です。しかしそもそもユーザーとの接点を作れていなければそれすら無駄になっています。
youtubeはサムネゲーではなく、マーケットリサーチゲーだと私は考えます。
これは私が今まで色んな失敗をしてきたからこそ今は言える言葉です。マーケットリサーチ、ニーズをしっかりと把握できれば、数字を伸ばすという点においては達成できる可能性が高いという事です。
今回はch初期の頃から数字を伸ばす、という点においてはお話させて頂きましたが、youtubeの活用方法は目的によっては求める部分が異なる場合があります。
例えばバックエンドにある商品、店舗に促したい目的でyoutubeを活用するならば、再生数や登録はもちろん大切ですが、何より重要なのはバックエンドの商品に辿り着く成約率です。そこのエンゲージメントを獲得するにはどのような戦略が必要か。これはまた今回お話した内容とは別の戦略となったりします。その場合再生数を重要視する必要はないのです。
まだまだ私も修行中の身ではありますが、今後色々な実験・検証により様々なデータや結果が揃ってきた場合は、改めてそれを個別の戦略として皆様にお話できる機会があればとも考えております。
今までお伝えしてきたことはあくまで私の考えであり、自分の結果から皆さんにフィードバックさせて頂いた内容です。youtubeで成功するという意味では色々な形がありますので、ホワイトオーシャンでじっくり取り組むのもありですし、しっかりブルーオーシャンを見極めて参入するのもありです。本来長期目線で取り組むものですから。
あとは他チャンネルや自分のチャンネルで目立って伸びている動画があれば、そこにヒントが隠されているのでしっかりとリサーチしてみて下さい。
私も色々と情報収集に明け暮れていましたが、結局は行動して得た情報に最も価値があります。「知っているだけ」では何も生まれません。実際取り組んで失敗したとしても、それを教訓にして改善を繰り返して行けば、どこかで伸びるチャンスを手に入れる事が出来るはずです。脳死状態でただただ生産を続ければいつかは成功する、というのは少し甘い考えかと思いますので。
最後に一つ言えるのは、共働き本業あり子持ちサラリーマン且つ特殊なスキルや能力がなくても、戦略でyoutubeを初期から伸ばすことは可能という事です。そういう意味では皆様にも出来る再現性のある内容かと思いますので、今後もyoutubeという市場で一緒に戦う事ができれば嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。